バランスボール寝かしつけの落とし穴|揺れに頼ったパパがたどり着いた“自立型ねんね”への道

育休、子育て

こんにちは、育休パパです。

育児をしている中で、めちゃくちゃ体力もメンタルも試されるのが「寝かしつけ」だと思います。

まだ言葉が通じない赤ちゃんに、「どうすれば寝てくれるのか?」と毎晩のように試行錯誤する日々。

私たちも長女が0歳のころ、抱っこにドライブ、眠くなる音楽やクラッシックをYoutubeで流してみたり、ありとあらゆる手段を駆使していましたが、効果は薄く疲れは溜まるばかり。

そんなとき、ふと目に入ったのが私の部屋の隅に転がっていたバランスボールでした。

「これに乗って揺らしたら、腰とか楽かな」と安易に思って使い始めたのですが、その“楽”が、後々自分や妻の首を絞めることになるとは想像もしませんでした。


寝かしつけは「あとで困らない習慣」を意識するのが大事

楽な手段に頼りすぎると、それが子どもにとっての“絶対条件”になってしまいます。

それをしないと寝ない、やめようとしたときに泣き止まず、親子ともに負担が増してしまう。

最初から「続けやすい方法」「どこでも通用する習慣」を意識しておくことで、結果的に親にとってもラクになります。

育休パパ
育休パパ

泣いていると気になってすぐに抱っこしていましたが、その気持ちをぐっと我慢するのも大切でした。


バランスボールに頼りすぎた結果どうなったか

娘が0歳から1歳になるころ、私たちは寝かしつけに悩んでいました。

娘は、かなりの頻回授乳で、寝かしつけをしても1時間から1時間半で目覚めてしまいます。

ひどいときには、30分ほどで目覚めるときもありました。

妻もそのたびに睡眠が分断されるので、毎日寝不足、肩こり、腰痛に悩まされていました。

ある日、ふと思い出して部屋の隅にあったバランスボールに、授乳が終わった娘を抱っこして乗ってみると…

驚くほどすぐ寝る!体も楽!

「これは使える!めっちゃいい!」と感動し、そこからお昼寝の時も、夜寝かしつけるときも頻繁にバランスボールで寝かしつけるように。

すぐ目覚めても、すぐ寝てくれるし、少しマシになったと思っていました。

しかし、だんだんと状況は変わります。バランスボールに乗ってもなかなか寝ない。

揺れを止めると泣く。

布団に置くとギャン泣き。

気づけば毎回30分〜1時間揺れ続ける“揺れ地獄”

さらに、旅行先や帰省時にバランスボールが使えないこともネックに。

これはまずい、と本気で思いました。


習慣を見直すためにやったこと

妻と話し合い、できるだけ長く寝てくれるように、どこでも寝られる習慣をつけられるように、次の2つを意識して実行することにしました。

  • 布団でトントンして寝かせる
  • 泣いてもすぐには抱っこしない(おむつや授乳以外)

最初のうちは、布団でトントンしていても、「早く抱っこしてー!!」と言わんばかりに、のたうち回って泣いていました。

可哀そうになってきて、抱っこしたくなる気持ちをぐっと抑え、心を無にして、時には鬼にして、できるだけすぐに抱っこしないようにしました。

背中をトントンしたり、お腹をポンポンしたりしていましたが、その間隔もできるだけ長くしていきました。

そうすることで、1回の授乳で飲む量も少しずつ増えたようにも感じました。

すると、少しずつ長く布団で寝てくれるようになり、寝つきや睡眠時間も安定してきました。

育休パパ
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頑張れば、後に楽になると信じて、心を無にしていました。


一人目と二人目でわかったこと

一人目のときは何もかもが初めてで、泣いたらすぐ抱っこしていました。

でも、それが子どもの「自力で眠る力」を育てにくくしていたのかもしれません。

その反省を活かし、二人目の息子の寝かしつけの際は、最初から布団で寝るのが当たり前というスタンスにしたため、寝かしつけはほとんど苦労しませんでした。

子供にも順応力はあるため、初めは泣いていたとしても、授乳やおむつなど、何かしてほしいことがない限りは、慣れてくれるのだと実感しました。

育休パパ
育休パパ

子どもそれぞれに違いはあると思いますが、パパ、ママに精神的にもストレスがかからない方法を見つけるのが大切です。


最後に

育児に正解はありません。でも、経験を通して感じたのは、

「親ががんばりすぎない仕組み」を最初から用意しておくことが、結果的に子どもにも良い形になるということです。

みなさんの育児に少しでも参考になれば幸いです。

ちなみに、あのバランスボールは今はもう、不用品として処分しました(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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