【パパの実体験】長期の育児休業を取得して苦労したこと3選

育休、子育て

こんにちは、育休パパです。

育児休業を職場に申請するときの、「なにか言われないかな」というなんとも言えない不安感。

残高がみるみる減っていく通帳を見ながら「この収入で大丈夫かな」と不安になった日もありました。

仕事から離れて長くなるにつれて、「ちゃんと社会復帰できるんだろうか」と焦る気持ちも出てきました。

今、振り返ってみると、長期の育児休業を取って本当によかったと思っています。

でも正直、楽しいことばかりではなく、苦労したこと・大変だったこともたくさんあったのが本音です。

この記事では、私が約10か月の育児休業を取得する中で、特に「大変だったな」と感じたことを3つにまとめてご紹介します。

これから育児休業を考えている方の参考になれば嬉しいです。

長期の育児休業を取得して苦労したこと3選

1. 育児休業取得のための職場との調整

2. やっぱり収入が減るのはきつい

3. 仕事に復帰したときのことを考えると憂鬱な気分になる

育児休業取得のための職場との調整

私が育児休業を取得するとき、まずは所属していた部署の課長に相談しました。

しかし、私の職場では当時、男性が育児休業を取った前例がなく、担当している仕事でも中心的な役割をしていたため、前向きな返事を得ることができませんでした。

それでも、私が育児休業を取得しないと、家族が回らなくなることを理解をしてもらうために、家族の状況(義母のサポートが得にくくなったこと、妻が切迫早産だったこと、妻に風疹の抗体がなかったこと)を伝えました。

すると、直属の課長は判断に困り、「私では判断できないから、一度人事課に直接制度についても聞いてほしい」と、少し突き放すような感じで言われました。

幸い、仲のよかった先輩が人事課にいたので、その先輩に相談したところ、男性と女性の育児休業取得以外の制度の違いも教えてもらうことができました。

私の職場の例ですが、女性は産前産後休暇が取得できますが、男性にはその制度がありません。

育児休業を取得できるタイミングが生まれてからでないとわからないということでした。

それから、社会保険料や住民税について、給料天引きできない分はまとめて自費で支払うことになることも教えてくれました。

その先輩の助けもあり、人事課の方から「うちの制度上、取得を希望した人に、取得させないことは適切ではない」と判断してもらえたことから、育児休業を取得することが正式に決まりました。

やっぱり収入が減るのはきつい

育児休業中、収入は減少しました。

最新の制度では変わっていると思いますが、私の育児休業給付金は、初めの半年間は月額給料の約6割、半年経過後は約5割でした。

社会保険料や住民税は別で人事に先払いしていたので、手取りではもともと月20万円くらいだったのが、最初の半年間は16万円くらい入ってきていました。

半年以降は13万円後半くらいになり、児童手当や住んでいる自治体からのおむつ代の補助があったものの、家計はかなり苦しくなりました。住宅ローンなどの固定費が月10万円くらいあったため、貯金を少し削る形になりました。

少しでも支出を抑えるための方策として、携帯電話については、大手キャリアを使っていて、夫婦で月12000円支払っていたのですが、格安SIMに変更して、二人で月3000円くらいに減らしました。

基本的に家族としか連絡を取らないので、データ容量も少ないもので問題ありませんでした。

Netflixなどのサブスクも時間的に見る余裕がなくなったので、解約しました

それから、日ごろのおでかけなども、できるだけ公園や公共施設を利用し、お茶やお弁当を持参して楽しみながら、お金の使いどころを絞りました。

実家にもたびたび頼り、ご飯を食べさせてもらったりしました。

金銭面では、大変でしたが、何をするかより誰といるかが私にとっては重要だったと今では思えます。

仕事に復帰したときのことを考えると憂鬱な気分になる

私が育児休業を取得した期間は、5月末から翌年3月末までで、年を開けた1月くらいから復帰を意識し始めました。

生活リズムや頭の使い方が大きく変わっていたため、育児休業取得前までは仕事対する自信があったのですが、復帰後は育児をしながら仕事についていけるかという強烈な不安に襲われました。

復帰前日には、妻と決起集会をして、一緒に頑張って乗り越えようと、話し合いました。

職場復帰後、元の部署ではなく、別の部署に異動となりました。

新しい配属先の人とコミュニケーションを取り、朝夕の子供の送迎や残業が難しいことなど、状況を伝えて理解を得ました

ありがたいことに、新しい上司は自身も3人の子供を育てていたため、子育ての大変さを理解してくれました。

子供が熱を出したときなどは、「すぐ行ってあげや、心配やな」とやさしい言葉で送り出してくれました。

仕事については、突発的に早退したり、休むことになるので、迷惑をかけることもありますが、その分働いているときは「今、自分のできることを全力でやる」という意識で取り組んでいます。

これから育児休業を考えている方へ伝えたいこと

育児休業は、ただ仕事を休む期間ではありませんでした。

私の場合は、家族と向き合う時間の中で、自分自身の価値観や生活スタイルまで見直すきっかけになったと思います。

育児休業を「取りたい」と思ったとき、周りの目や会社の空気、経済的な不安で一歩踏み出せない方も多いと思います。

もちろん、お金の問題、仕事との両立に対する不安など、楽しいことばかりではありません。

でもそれ以上に、子供、家族だけに真剣に向き合える時間を作れたことは、私の人生の宝です。

私は、二つのことを同時にできるような器用な人間ではありません。

だから、育児休業を取らなければ、今のように子供や家族に向き合い、子供優先で生活することはなかったと思います。

育児休業には、確かに苦労もありますが、そのぶん得られるものも大きいと思います。

人によって、得たいものは違いますし、私の選択が絶対に正しいとは思いません。

でも、もし育児休業を取得したいけど。。。と迷っている方がいたら、ぜひ一度しっかり情報を集めて、家族と話し合ってみてください。

そして、必要であれば遠慮なく制度を使ってほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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